イドフリミエログ

場末のサックスプレイヤーから見える風景

アレクサンダー・テクニーク マスタークラスを受講してきた!

この時期の晴れの日って、最高に気持ちいいですよね。

日差しはちょっと強くて汗ばむけど、新緑の木陰が心地よくって。

 

ま、僕はイネ科や雑草系の花粉症持ちなので、言う程快適ではないのですが(苦笑)。

 

さて、そんな気持ちの良い好天に恵まれた昨日、6/3に行われた、

アレクサンダー・テクニーク マスタークラスを受講し、さらに気持ちよくなったので、そのご報告にお付き合いください。

 

え〜、あれは忘れもしない、いつだったか(忘れとるやないの!)。

一昨年だったっけな。もう一年前だっけか。

アレクサンダー・テクニークの先生でもあり、サックス仲間の渡邊愛子ちゃんがアレクサンダーを学び始め、色々と情報をくれるようになり、バジルさんのレッスンを初めて体験する機会を得ました。

 

その時は、頭の重さを感じることや、椅子への座り方、呼吸の仕方など、今まで意識せずにいたことを意識することで、より効果的な身体の使い方、考え方を学ぶことができました。

そして、ほんの少しの時間で、プロ奏者である受講生が、あまりの音色の変わりように涙したり、もう、その効果・効能は衝撃的でした。

 

僕個人としては、あらゆるリソースをフル活用して目的達成する、というような、今まで持っていなかった視点からのアドバイスをいただきました。

 

バジルさんのアドバイスは、原因と解決手段がはっきりしており理論的。

それ以来、印象とかイメージではなく、より具体的で理論的な考え方を意識できるようになったと思います(感謝)。

 

そんなバジルさんが再び名古屋にいらっしゃると聞き、馳せ参じた次第。

 

名古屋近郊の楽器吹きにも、ずいぶん浸透してきた感のあるアレクサンダー・テクニーク。

歌やピアノ、弦楽器、金管木管とあらゆる楽器のプレイヤー達がずらり。

キラーコンテンツ感ビシビシです。

 

更に皆さん、さらなるステップアップのきっかけを掴もうと意欲たっぷり。

「次レッスンしたい方は?」とバジルさんが尋ねると、

「ゼッタイ何か掴んで帰るのだ!」と、キラキラ、いや、ギラギラした受講生達の手が、ずばばばばっ!と挙がります。

 

そんでもって、音色やハイトーンへのアプローチ、バテ対策やパフォーマンス発揮の秘訣、などなどなど、次々と受講生たちに劇的変化が起こります。

 

受講生の変化もさる事ながら、特に僕が今回注目していたのは、バジルさんの受け答え。

前回も理論的で具体的なアドバイスに唸らされましたが、今回改めて、観察・洞察力、そして話の持って行き方に舌を巻きました。 

いや、そういうトレーニングを積んでこられたんでしょうけど、凄いな、と。

 

バジルさんのレッスンって、アレクサンダーのメソッドを元に構成されている部分が多いのでしょうけど、それ以外にも、様々な知識に基づくアイデアや方法論を応用・駆使した引き出しの多さと、ユーモア溢れる魅力的な人間性が、こんなに多くの音楽愛好家に支持されている理由じゃないかな。

あ、僕は実際のところアレクサンダー・テクニークが何事なのかか、よく理解できていませんので、バジルさんのブログを参照してくださいね。

バジル・クリッツァーのブログ | ホルン奏者・BodyChance所属

 

そんな観察や洞察、話の展開などは、是非とも自分のレッスンや講座に役立てたいポイント。

論理的に整理して、今起きていることについて考えることの重要性も、つい忘れがち。

思い込みや先入観が入り込んでしまいますよね。

気をつけねば。注意注意。

 

そして講座後、食事の席にまで厚かましくお邪魔し、お話させていただきました。

今回はアレクサンダーとは、という概論について語るより、受講者個々の問題解決の方に重きを置きたかった(言い回しはもっと違いましたので一部誤解あるかも)とのこと。

そういえば、講座の中ではアレクサンダー・テクニークという言葉、使ってなかったんじゃないかな?

 

また、すべての音楽に携わる人が幸せに、楽しくなるための手助けができたら、というようなことを仰っていたのが印象的でした(こちらも言い回し違います)。

 

そんなバジルさんや、渡邊愛子ちゃんのようには行きませんが、

僕もジャズ的視点から音楽と接する体験を提案することで、いろんな皆さんと新たな喜びや気づきを共有できたらなぁ、との思いを更に強くしました。

なんか僕の髪、サザエさんみたいになってますね。横分けを手ぐしでしたせい(笑)。

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いやぁ、なんて今宵は有意義なんだろう!

と、気持ちよくワインを飲みすぎ、案の定二日酔いです(苦笑)。

 

ではでは。

平井尚之

 

な、何?ジャズから、オッサン臭がする、だ、と?

どうやら、ジャズからオッサン臭がするらしい。

 

この衝撃の事実を、先日ある若者に指摘され、ハッとさせらた次第。

 

果たして本当にそうなのか?

取り急ぎ、世間の声を知るため「ジャズ イメージ」でググってみました。

 

下記サイトから一部転載しますが、概ね一般的なジャズのイメージってこんな感じでしょうかね。

 

「大都会の夜景、都会の恋愛、紳士的な男性、哀愁漂う姿、深夜のBGM、大人のセクシーな女性を連れている渋い男性、サックス、とにかくオトナって感じでカッコイイですねジャズは!!特にジャズサックスの音色は聴くとセクシーな女性を連想します。」

 

ジャズからイメージするもの。 - その他(音楽・ダンス) 解決済 | 教えて!goo

 

ま、こうゆうシュチュエーションの映画やドラマのシーンにジャズをBGMに流すとハマるってことかしら。

 

少なくとも、僕は最近そんなシーンをテレビで観た記憶、ありませんがねぇ。

こんなシーンの俳優、誰?

石田純一とか杉本彩とか?

 

そりゃ今時の若者には響かんよね。

そりゃ今の学生に「ジャズってさ…」なんて話しかけても通じないわな。

 

あっと、どうでもいいとは思いますが、僕が今チェックしているドラマを念のため。

「とと姉ちゃん」「真田丸」「トットてれび」(笑)。

 

更に、HMVの「ジャズに関する意識調査」ってのを見つけました。

HMVってことなんで、音楽に積極的に関わろうとする層の意見として考えられそうです。 

 

ここでは、ジャズ初心者(とはいえ音楽に興味が有る層)と、ジャズファンと対比して見せているのが特徴的ですね。

が、まぁ、そもそも何を目的にされた意識調査なのかが、よくわからん質問が並んでいるので、「あ、ふうん、そうなんだ。。。」って感じですけども(苦笑)。

 

ジャズに関する意識調査�@|ローチケHMVニュース

 

それでも、

「Q8:「ジャズは恋愛に似ている」という例えがありますが、どんな点が似ていると感じますか?」

という質問に対し、

初心者:1位「知れば知るほど奥が深いところ」、2位「色気があるところ」、3位「落ち着くところ」だったのに対し、

ファン:1位「知れば知るほど奥が深いところ」、2位「かけあいを楽しむところ」、3位「予期できない展開があるところ」となっています。

 

ここでのファンの視点は、ジャズリスナーならではですね。

ソロの応酬、つまりインタープレイをジャズの醍醐味だと思っているんですね。

 

と、このHMVの調査はあくまでリスナー視点から。

 

おそらくこのブログの読者の方に多いであろう、吹奏楽経験者って「プレイヤー」ですよね。

当然リスナーでもあるわけですけれども。

 

そこで、プレイヤー目線のサイト無いかな、と探しているとこんな所を見つけました。

ジャズやクラシックのイメージ、および即興について - Togetterまとめ

 

ここでは一般的なジャズのイメージというより、もっと深い話が交わされています。 

ちょっと難しい話も出てききますが、この中に下記のようなくだりがあります。

(部分的にコピペしただけなので全体の流れはサイト確認してね)

 

聞き手は、音楽を魔法と思ってる節がある気がします、音楽は世界共通言語だとか。それのある意味真逆を行っているのでそういう意味では厳しい気がします。」

「「音楽を魔法」はありますね~。実は簡単なルールに基づいたゲームだから敷居は高くないんだよ~(奥は果てしないけどw)って伝えたいのですよね。」

 

「音楽は世界共通言語」というフレーズ、どこかで聞いたことがありますよね。

とてもうっとり甘美な響き。

ここではそれを「実は簡単なルールに基づいたゲーム」だと言い換えています(よね?)。

ゲームだから、そのルールさえ理解していれば世界中のだれとも遊べるんだと。

 

この「ゲーム性」の部分って、僕がジャズ講座で伝えたいことの一つ。

コードやスケールを縦横に俯瞰した頭の体操に近い感じです。

この愉しみ、是非少しでも多くの人に味わってもらって、ケーム仲間増やしたいな、と思っています。

 

世間に染み付いてしまったジャズのイメージって実は、ジャズの「似合うシーン」のことで、ジャズの中身のイメージとは違いますよね。

前述のまとめサイトにも「ジャズは基本的には演奏者の言葉」ってくだりがありますが、実際演奏してみると本来のジャズの魅力、いや、クラシックも含めた音楽の魅力を発見できると思います。

プレイヤーとしても、リスナーとしても、より能動的に音楽と関われるんじゃないかな。

 

最後に。

明日の土曜は、岐阜ワンダフルワールドにてサックスカルテット・メテオのライブでございます。 

ここでは全員クラシックセッティング、基本的に出版されている楽譜を演奏します。

(アドリブパートは即興です)

この編成・セッティングで、非クラシック的アプローチの提案ができたら、と思っています。

楽しいよ!

 

是非明日、岐阜で飲みましょう!

 

ではでは。

平井尚之

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ジャズ視点はメタ視点。吹者も視点を変えてレベルアップ!

今や吹奏楽人口は1000万人ですって。

 

野球の競技人口800万人(キャッチボール含む)

サッカー630万(フットサル含む)。

1000万だと、ジョギングの競技人口と同じくらいです。

(以上、ここまでソースは全てweb(笑))

 

すげえな吹奏楽

国民的じゃないの!

そこら中に吹者がうじゃうじゃいるんじゃん! 

 

てことは、あ、もしかしてこの記事を読んでくれている、あなたや、あなたも楽器吹きなんじゃないですか?

 

そんなあなたや、あなたを待っていましたわよ。

まあ、座って座って。

 

ほら、学生ならともかく、社会に出ると圧倒的に練習時間が取れなくなりますよね。

年を重ねていくと、仕事でも家庭でも負うべき責任があり、自分の時間なんて少なくなる一方。

(大きく頷きながら)わかります、わかります。

僕なんかは時間あるのに練習しないクチですけど 

 

向上心はあるんですよね。

でも実際、表現技術やなんかは現状維持が御の字。

上積みなんて、ねぇ。

そりゃできりゃ苦労せんわ、と。

 

そして気づくと、リガチャーやサムフックやなんかの小物から、果てはゴールドプレートとか、道具でカバーしよう、って思考回路になっていませんか?

今夜も某楽器店やアマゾン、ヤフオクなどのネット巡回が止まらないんじゃないですか?

うっかりyoutubeに手を出したら、あっという間に、「あっ!」という時間になっちゃいますよ。

 

レッスンしてて思うんですよね。

自分がどんな状態で演奏しているのかってのを意識している人って意外と少ないなぁって。

学生時代からの練習の習慣なのか、アンブッシュアや息の支え、フィンガリングなどが、渾然一体となってしまっているっていうか。

 

上達するにはとにかく練習、練習。

そのうち上手く行きゃレベルアップするだろう。

ダメでもとりあえず、いっぱい練習したんだ、という安心感が欲しいっていう感じ。

(大きく頷きながら)わかります、わかります(笑)。

 

何ができないかは分かっているんだけど、それに対する処方箋が分からないまま練習するのは効率が悪いですよね。

レベルアップするのは必然でなく偶然に頼ることになってしまいます。

 

僕が吹奏楽経験者にジャズ的な音の出し方をレッスンする時、口の中の形や噛み具合、舌の位置、リードの振動のイメージや息の支えなど、一つ一つ意識して、よーく感じてもらうように提案しています。

 

口の中の形を知るために「今吹いてる感じを声にするとどんなでした?」って聞くと意外と答えられなかったりするんですよね。

 

それに、例えば「ジャズっぽい音が出ない」ってのにも理由が必ずある。

実際に僕が横で吹いているのを観察して、何が違うのかってのを感じて、考えるといろんな気づきがあるはず。

 

アンブッシュアや息の使い方、力のイメージなど、粒立てて見ていくと、今まで渾然一体となって、ある種、固定観念化して絡まり合っていた事柄が整理整頓され、具体的、理論的に考えられるようになります。

そうなると、レベルアップは必然的に時間の問題。

 

また、そのプロセスを経て、例えばアンブッシュアの自由度を再認識できると、音色を使い分けることが、すごく容易にできたりするんですよね(これできている人少ないです)。

すると吹奏楽にも良い影響がテキメンに出ます。

その上、ポップス調の曲もバリッと吹けるようになってしまう、という素晴らしい副産物(あれ?どっちが主だっけ?)も得られますしね。

 

と、このように、一度ジャズ的アプローチを経てみる、

いわばメタ視点から自分の演奏を再検討してみる、

という試みは試す価値が大きいと断言します!

 

また、ジャズ的視点を新たに持つことで、サックス演奏の楽しさが更に広がります。

 

例えば奏法以外のジャズ的なアプローチでは、

「楽譜を見る・読む」というのではなく、

「音をイメージする」ということを心がけます。

 

アドリブは、頭の体操みたいなもの。

ある意味ではゲーム的な要素がかなり多いです。

 

場に合ったフレーズをイメージし、正しい音を選択し、その反応速度とボキャブラリーの豊富さを競う感じです。

 

これって、トークテーマを決めて雛壇芸人たちが上手に話を盛り上げてオチまで持っていくっていうのに似ています。

自分に溜め込まれている、使えるエピソードをいかに面白い切り口で話せるか、できれば、他の芸人も巻き込んで突っ込んでもらって、おいしい感じに持っていく、っていう。

出オチ系や一発系のプレイヤーもいますしね(笑)。

 

そんな感じを、受講生の皆さんはきっと味わってくれているはず。

ひょっとすると、もうこりごり?

いやいや、今回4ヶ月と短期間の講座でしたが、きっと今までとは違う視点から音楽を見られたのではないかと思います。

この経験はプライスレス。

是非、折に触れ思い出してください。

もちろん次のステップの講座を受けていただくのも大歓迎!

 

さて、そんな4月から始まったWELCOME JAZZコースは7月の発表会でおしまい。

8月から再度講座が始まります。

初心者向けのWELCOME JAZZコースでは「限られた要素(音)でとことん遊ぶ」ことを意識します。

ぜひジャズ視点を経験し、更にレベルアップしてみてください!

 

と、その前に、今週日曜午前と午後に、8月からの講座の内容をチラ見せするイベントがありますので是非ご来場ください。

 

管楽器ならなんでもOKです。

 

11:00〜12:30「はじめましてのジャズ」<無料>

色んな音源聞いて頂き、ジャズの作法ってのを少しご案内できたらと思っています。

 

14:00〜16:00「吹けたらカッコいいジャズ」<一般¥3000 学生¥2000>

そりゃ吹けたらカッコいいに決まってますが(苦笑)。譜例を見ながら、この場合はこう吹いたら、よりカッコよく聞こえるよってなことをやりたいなと思っています。

 

まだ席に余裕が、すっげぇあるそう。

音楽好きな方、人助けが好きな方、お待ちしております。

 

ではでは。

平井尚之

 

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三重ユナイテッドウィンドオーケストラ第五回定期演奏会に行ってきた

ぎふ清流ハーフマラソン前日。

 

前回の読売犬山ハーフで終盤脱水症状になり、さすがに学習しました。

よって今回は一週間前から禁酒(ここ十数年で初の快挙!)。

そのお陰で、走り込みは不足しているものの体調は万全。

 

火曜に走った時のダメージか左脹脛に痛みがありますが、きっと明日にはよくなっているはず。ま、ゆっくり完走目標でいくか。

てなわけで、14日は朝からレッスン、午後にはジャズ講座の2回目、その後次回の講座についてのMTGを終えて帰宅。

 

さぁて、明日はいよいよ本番。

確かスタート早いはず。いったい何時に出りゃいいんだい?

なんて調子で、どれ、と資料を眺めて、、、

 

ん?前日エントリー?ふ〜ん、そんなの今までやったことないねぇ。

ま、明日早めに行ってエントリーしよ。

 

え?前日受付のみ?

は?20時まで?

今何時?そうね大体ね、20時半。

 

な、なんだと〜?

 

覆水盆に返らず後のカーニバル。

切り替え切り替え。

というわけで、清流マラソンは諦め(各方面の方々誘っといたのに行かなくてすみません。左足脹脛痛のため涙を飲んで欠場いたしました)、

三重ユナイテッドウィンドオーケストラ第五回定期演奏会に行ってまいりました。

元々妻が聴きに行くはずでしたので、私は子守しつつのお供でございます。

 

今回で第五回の定期ですから、まだ若いバンドです。

団員の年齢構成もかなり若いんじゃないでしょうか。

そのせいか、サウンドがみずみずしい。 

 

奏法的には、しっかり息のプレスがかかっていながら、余分な力は入っていない感じ。

音量もしっかりあるのにうるさくなく、聞いていて心地よい、疲れないサウンドです。
 
ソロも秀逸でした。
音色はもちろんですが、何よりフレージングがとっても美しい。
長いフレーズも、歌い継ぐ感じが何とも素晴らしかったです。
 
と、こう書くとみずみずしいというより熟練のサウンド?って感じですが、聴くと違うんですよね。プリップリ。
全開サウンドっていうよりは抑制的な音作りですが、隠しきれない若さってやつでしょうかね。
羨ましい限り。
 
こういう鳴らし方や歌い方って、なかなかできていないんですけどね。
しっかりじっくりとトレーニングされているんだろうなぁ。
マエストロ松山の指導力が窺い知れますね。
 
そして第五回定演のゲストには尾家幸枝さん。
彼女は僕の大学の後輩です。
ウチの嫁も指導していただいたことがあるそうで、となると、
平井(先輩)>尾家(後輩) ※あくまでタテマエ
尾家(先生)>平井嫁(生徒)
平井嫁>平井 ※世の常ですね
という三すくみの関係が成り立ちます。
 
でも彼女の親分肌で機転が利き、さっぱりした性格のせいか、僕の生来の子分肌のせいか、いろいろと面倒を見てもらっています。
すると、実質、
尾家(親分)>平井嫁>平井(子分)
となって大変困った状況ですが、覆水盆に返らず後のカーニバル。
これも人生。切り替えて行くしかありませんね。
 
その構図を端的に表した演奏後の写真をどうぞ(心霊写真ではありませんよ)。
ちなみにチビ2人は我が家の長男と次男、次男の大事なところを握っているのが嫁。

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さて親分の演奏ですが、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと4本の持ち替え。
最近バリトン吹いてるとこしか見ていなかったのでアルトですら新鮮でした。
 
テナー所有していたことに驚きましたが、これが結構ハマっており素敵。
 
ていうか客席で、親分の演奏ちゃんと聴くの初めてかも。
冨岡イズムを匂わせた美しく知的な演奏、たっぷりと聴かせてくれました。
素晴らしかったです。ありがとう!
 
そういえばバンドのサウンドについて若さ滲み出るみずみずしさと書きましたが、真面目さというのも感じました。
そりゃあれだけの音色作れるんですから真面目じゃなきゃ無理ですけどね。
何というか、ぐいぐい前に出て欲しいところで、何となく恥じらいがある感じっていうんですか?
おっさんになると、そんなもんはどっかに置き忘れてきちゃってね。
それはそれで考えものですけど。
え〜その恥じらい、例えるなら、お茶の間で家族揃ってTVドラマ見てたら、ちょっとエッチなシーンが始まっちゃった時みたいな?
いや、ちがうか(笑)。
でもキレイなドレス着た、いつも会うのと少し違う親分が、気持ちよさそうに吹いているのを見ていたら、少しだけそんな気分になっちゃったかも(笑)。
 
あ、最後に今週末のイベント告知させてください。
今やっているジャズ講座は4ヶ月で1サイクルです。
だから今度は8月から始まります。なのでその告知も兼ねて。
無料の枠もありますし、楽器はサックスじゃなくてもOKです。
楽器経験も不問です。
ジャズの世界を少しだけご案内しますので是非ご参加くださいませ。
 
ではでは。
平井尚之

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かつてこれほど爽快なことがあっただろうか?

黄金週間は輝くものでしたでしょうか?

 

僕はと言えば、師匠のリサイタルに出かけたくらいですかね。

でも別にリサイタルには出かけるのは黄金週間に限ったことではないか。

 

結局のところ、名古屋と岐阜を行ったり来たりしてちょっとだけ仕事。

あとは酒ばかり飲んでいました。

あれ、それじゃ通常営業だわ(笑)。

 

しかし、とはいえ世間は黄金週間。

どこにも行かぬままでは済みますまい。

我が家のコンプライアンス的にも。

 

という訳で、出かけた「いちのみやリバーサイドフェスタ」。

えらい近場です。

車で3分かからんかも。 

 

しかぁし、

結果、大満足(満面笑)!

 

正直、最初はあんまり期待してなかったんですよね。

妖怪ウォッチショーがあるってんで、やれやれって感じ。

 

でもでも、ロケット作って打ち上げてきました。

とりあえずこの動画見てください。


ペットボトルロケット発射

 

どうですか。

 

何なんですか、この脇の下のあたりが「ヒュッ」ってする感じ。 

 

これが「胸が空く」って感じですか? 

 

そして走ってロケット回収に向かう親子の群れ(笑)

 

因みに僕はグリーンのTシャツにサックスブルーのリュックです。

見つかったかな?

 

この発射の前には親子(主におとーさん)でロケット作り。

 

めちゃめちゃわかりやすく、手際よく説明していただきました。

スタッフの方々も細やかに説明してくださり、最高のホスピタリティーを感じました。

 

さて、記録の方は105m。

多分この空気圧だと、そこそこの記録だと思います。

でも、この動画の打ち上げ組では最下位に近かったと思います。

 

おとーさんの反省点。

ノーズコーンのセンター出しの甘さ

発射台用のスライダーガイド付け位置がランチャーと干渉

 

この2点が大きいような気がします。

 

来年、また開催してくれたら絶対挑戦したいと思います。

なんと無料!

ていうかみんなで参加して飛距離競いませんか?

 

このイベントは日本宇宙少年団一宮分団育成会というところの主催だそう。

日本宇宙少年団 一宮分団

 

宇宙少年団。

なんという甘美な響き。

完全にダメな文系男の僕が見ても、ワクワクせずにはいられませんね。

 

この少年団の中に将来の宇宙飛行士や、JAXANASAで働く子がいるのでしょう。

愛知・岐阜は航空宇宙関連の集積地でもありますしね。

毛利さんや向井さん、若田さんらから刺激を受ける機会もあり、たとえ宇宙関連の仕事に就かなくとも得難い経験ができそうですね。

 

そして素晴らしい手際で説明していただたのは片岡先生(夢小屋)。

実際はもう少し時間をかけてロケットの仕組みやなんかを聞いたり、精度上げるための工具使ったりしたりしながらだと、更に楽しめそうです。

片岡先生は各務原の方なので、各務原の航空宇宙博物館のイベントやなんかでお会いできるかも。

 

僕もジャズ講座だなんだと言っていますが爪の垢を煎じて、みんなが夢中になるようなアウトプットをできるようにならねばですな。

 

あ、そういや今度ライブするサックスカルテットメテオ、メテオは流星の意ですから、宇宙つながり。

何か運命めいたものを感じます。

各務原でもやるし(無理やりですみません。すぐ済むよ)。

※METEORを当初「ミーティア」と呼んでいましたが「メテオ」と読むことにしました。

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それから、各務原・ブレスでのライブでは子ども料金を設定しました。

未就園児は無料(飲み物代としてテーブルチャージ¥500必要)です。

 

この後、タワーパークから僕だけ走って帰ったのでこんな格好(笑)。

下の写真はだんだんマジになってきた頃(笑)。

この直後「もうおまえら手出すな」発言が飛び出します(土下座)。

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いやぁ、それにしても今までこんな感じあったかなぁ。

1999年の山崎?(3:30辺り)


山崎武司 逆転サヨナラ3ラン 1999年9月26日 中日vs阪神 9回裏1死より試合終了まで

いや、ピクシーの革靴ボレーか?


【ピクシー】監督でも観客を魅了するゴール【革靴】pixie ストイコビッチ

いや、こんな興奮とはちょっと違うなぁ。

みなさん、どうですか?

 

ではでは。

平井尚之

Out of the Standard名古屋公演に行ってきた

昨日は目の前にキジが飛び出してきて危うく轢いてしまうところでした。

しばらく車の前でじっとしていたのですが、きびだんごを探してカバンをもぞもぞしているうちに飛んでいってしまいました。

この時期はいつもケーンケーンと啼いているのをよく聞くのできっと住み着いているんでしょう。数年前は密林化した我が家の庭の片隅で営巣していたようですし。

 

今日これから草取りします。はい。必ず。

 

一応言っときますけど、我が街、一宮は尾張地方の中核都市。

近年は名古屋市のベッドタウンとして人気があり、人口も40万人程度の「いい感じ」に田舎で都会です。

 

さて、今もケーンケーンとキジが啼くのが聞こえてきましたが、

中国の伝説の鳥に、鵬というのがいるそうです。

そんな鵬が啼く、と書いて啼鵬。

そう、バンドネオン奏者で作編曲家の啼鵬氏ですね。

昨夜はその啼鵬氏、

サックスに僕の大学時代の師匠、大和田雅洋氏、

そしてユーフォニアム、牛渡克之氏、

3氏によるユニット「Out of the Standard」(以下OTS)の名古屋公演を聴きにドルチェNagoyaへ行って参りました。

 

※以下、大和田先生読んでないと思いますが、読んでたら大至急このページを閉じてください。すんません。ちなみに現在土下座中。 

 

それぞれ3氏とも超優秀なミュージシャンなのはわかるんですけど、

え〜っと、バンドネオンにサックスとユーフォ。です、か?

 

そりゃ第一印象は十中八九「どうしてこの編成?」に。

 僕、「こりゃ3人で飲んだ席で結成されたに違いない」って思いましたもん。

 

※実際は大和田氏が同郷の牛渡氏に「何かやりましょうよ〜」とうっかり口走ったのが発端で、とある女子大の学園祭をブッキングされてしまい、サックスとユーフォじゃどうにもならんと、大学の後輩であった啼鵬氏が巻き込まれ便利に使われた、というのが真相だそうです。

 

しかし、OTSも、そんな「ポカン顔」されるのは承知の上なはず。

 

「どうしてこの編成?(ポカン)」に対して、パフォーマンスで、

「へぇ、凄いww。こうゆう編成もアリっちゃアリか。けど無茶すんなぁww」

とさせるのがOTSの思惑、といったところでしょうか。

 

プログラムはJ.S.バッハボロディン、ミヨーなどクラシックナンバー、

P.メセニーやJJ.ジョンソン、ジョン・ルイスのジャズナンバー、

啼鵬氏オリジナル、アルゼンチンの作曲家やタンゴのナンバー。

 

聞けばOTSの活動は17年にもなるとのこと。

当然といえば当然ですが、圧巻のアンサンブル、迫力のソロでした。

そりゃ凄い人たちが集まって音楽すりゃ凄いわなぁ、と。

 

大和田氏の芯が強いのに繊細な、まさに先生を削り出して創ったような音。

ソロではガツンと来る。けどホールの奥までしっかり届く美しいピアニシモ。

他の楽器と混ざり合う柔軟な音色。勉強になります。ありがとうございました。

 

牛渡氏の暖かく伸びやかに歌うユーフォ。

ユーフォの高音域ってなんであんなに魅力的なんでしょう。心を鷲掴みにされてシェイクされるような感覚です。

 

啼鵬氏のバンドネオンとピアノ、穏やかに話しかけられているような、どこか懐かしさのある音色。音の佇まいが美しいです。

抑制されているのに、中身は全然冷めていない感じ、真似しようと思っても難しいだろうなぁ。

 

例えば、洋画やなんかで、ヒロインに対する感情が、最初「この子知らんなぁ。」→最後「めっちゃかわいいやん!」となることないですか?

話が進むにつれてどんどんヒロインを好きになっていってしまうあの現象。

この現象、名前付いてないんでしょうか。

スターウォーズ最新作とかもその部類かもしれませんね。

 

このOTSはまさにそんな感じ。

 

「どうしてこの編成?」と油断しているところに、がっつりしっかり良い音楽聴かされちゃうもんだから、アンコールの啼鵬氏オリジナル曲「Along With You」の頃にはすっかり最初の疑問など忘れ、ぐっとさせられ、涙をこらえる羽目に。

まんまと「また聴きたいなぁ」とさせられた次第。

 

バージョン違いますがこちらの曲です。


along with you - Vocal Version -

 

学生時代ヘビロテだったトルヴェールQのCDで啼鵬氏を知り、ずっと憧れの対象でしたので昨夜お目にかかるのを楽しみにしておりました。

 

が、昨夜の打ち上げの席で、何と同い年だったことが判明。

思わず隣にいた同年の遠藤、小森の両氏と4人でパチリ。

ちょっと暗いしピンボケしてますね。でもこれが一番いい顔してました。

水野君猛反を(笑)。

しかし同い年とは。今調べたらイノセントドールズのリリース94年1月。

僕、その年2浪目で藝大受験してますから(笑)。

ま、いっか。今はみんな揃っておっさんですね!

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こちら(啼鵬氏ブログ)にはより鮮明な写真がでていましたのでリンク貼っときます。

限りなく啼鵬

 

啼鵬氏の作品はサックスカルテットも多いですので、今後METEORの方でも取り上げていけたらと思っています。

そういやSax Quartet METEORは読みをミーティア→メテオにすべきとの意見をO和田氏より頂戴しましたがどうしましょうね。

あ、6/12は小学生以下の料金設定をしました。

尚、未就園児はテーブルチャージ¥500だけでOK。

買い物ついでにでもご家族でお越しください!

 

では。

平井尚之

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Sax Quartet METEORは流星と共にやってくるのだ!

もうすぐ黄金週間。

ここ数日は気もそぞろ、仕事も手につかずって方も多数おられるのではないでしょうか。

はっきり言ってもう惰性で仕事してるって方、素直に挙手!

 

私の方はというと、4/29の織田記念国際が気になって、昼も寝られません。

だって桐生が日本人初の9秒台を出すかも。

歴史に立ち会う瞬間です。コンディション整えば絶対に出る!要チェック!

 

ついでに言うとこの織田記念、5000m、10000mの五輪選考も目が離せません。

期待の安藤有香、清田真央は是非良い結果を出して、ぎふ清流ハーフで最高の笑顔を見せて欲しいです(私もエントリー予定)。

はい、トレーニングしなきゃ。今日走ろうと思ってたら雨が…(言い訳)。

 

さて本題。

あれは忘れもしない、いつだったか、って忘れとるやないの!(団長すんません)、

去年のお盆だったかな、飲みの席でひっそりとサックスカルテットが結成されたのであります。

 

メンバーは以下の通り。

・ただでさえ美しい音色に最近更に磨きがかかっている小森伸二

・精力的な活動と人望で支持篤く、そのうち岐阜市会議員になっちゃいそうな中山順次

・容姿端麗、音楽端正、 そのうち岐阜市会議員妻になっちゃいそうな真室香代

・今回のカルテット言い出しっぺで、皆の優しさに甘えて続けている不肖、平井尚之

 

といった顔ぶれ。

尚、このときまだカルテット名無し。

 

そもそも、ホテル木曽路さん(ここの露天風呂圧倒的。馬籠・妻籠にお寄りの際は是非、と宣伝しつつそろそろ呼んでください)からの依頼演奏の為に急遽結成したのですが、これがこのメンツが意外と打ち上げが面白くって。

結局その後も何箇所かで演奏させていただく機会にも恵まれました。

 

すると、ま、当たり前ですけど、名無しでは紹介のしようが無いので困る、と。

「じゃ、サックスカルテット木曽路で」ってやってたんですけど、木曽出身と間違えられ、事の成り行きを説明するのに非常に手間がかかる上に、あんまウケない(苦笑)。

今後も活動するなら名前ちゃんとしなきゃね、なんて言っていたら、なんと、我々の本番の日に合わせて流星群が来ていたという衝撃の事実が発覚したのです。

ここ四半世紀ほど流星群に興味を示したことはなかったのですがね、向こうがその気なら、その意気に応えないでもありません。

とうとう宇宙が我々に気づき始めたか。

 

と、言うわけでSax Quartet METEOR(サックスカルテット・ミーティア)と名付けましたとさ。

METEORは流星。shooting starじゃないのがちょっとアカデミックです。

 

あ、でも安心してください。演奏はアカデミックじゃないです(笑)。

なんたって私が参加してますからね。

そもそもきっちり譜面通りは危険危険。

うっかりするとナチュラルフェイクが入るので、他の3人からはサウンドが少しでもおかしいと、真っ先に疑われます(苦笑)。

その代わり、ジャズやポップスでは(クラシックセッティングの楽器ですが)ブリッブリにやらせていただいております。

それにひっぱられてか、小森、中山、真室も、羊の皮を脱ぐ瞬間が多々あり、そこは一見(一聴)の価値アリ。ていうかそこがこのカルテット一番の聴きどころです。

普段きっちりかっちり演奏している彼らの違う一面には萌えますよ〜。

 

そんな我々METEOR、5月、6月にかけて岐阜、各務ヶ原、名古屋のプチツアーを行います。

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演奏曲目は少しずつ変えます。

会場の雰囲気もそれぞれ個性豊かなので同じ曲でも違う仕上がりになるかと。

 

5/28(土) 岐阜Wonderful World

お酒を飲みつつアットホームな雰囲気でわいわい賑やかに楽しみましょう!

 

6/12 (日)各務ヶ原Cafe&Bar BREATH

子連れママさんに来て欲しいから敢えてティータイム開催。家族みんなで笑顔になりましょう!

 

6/26(日)名古屋 DOXY

しっとり、しかし激しく、ツアー最後の熟成されたアンサンブルが聴けるはず!だよね(震え声)。

 

演奏している我々が心底楽しいこのMETEOR。

きっとその楽しさが伝わり、みなさんも楽しくなると思います。

梅雨空で流星は見えない時期かもしれませんが、こちらの流星はキラキラです。

ちなみに今回来るのは、みずがめ座流星群とうしかい座流星群です。

是非一緒に楽しみましょう!

 

ではでは。

平井尚之