イドフリミエログ

場末のサックスプレイヤーから見える風景

Unita Della Sax第2回定期に行って来た件

おめでとうございます!本日開幕のJリーグ名古屋グランパスが見事勝利しました!

パチパチパチパチ~~~!!

今シーズンは降格争いも、なんて声も解説者筋からはちらほらありましたから、僕も正直そんなに期待していなかったんですよね。小倉は監督未経験ですし。プレシーズンマッチもイマイチみたいな報道されていましたしね。

いやぁそれがなかなかどうして、新加入のシモビッチ、この人イイ!

かつてのヨンセンみたいに活躍してくれそうな予感!ま、ディフェンス陣の駒不足って不安要素はありますけどこの試合の後半みたいな戦い方ができれば降格ってことはなさそうな気がします。

 

本題忘れてました。すみません、うれしくってつい。

 

さて、昨夜、「ユニータ・デラ・サックス 第2回定期演奏会」に行って参りました!

※ちなみに「デラ」は名古屋弁で「とても」の意味を表す副詞です。「でら」「でらぁ」「どら」とかの派生形が多数あります。

名古屋を代表するクラシックサックスプレイヤー達で組織されたサックス・ラージアンサンブルユニットで昨年に続いて2回目の演奏会でした。

僕も公私共にお世話になっているメンバーが何人もいて、褒めるのもなんだか気が引けますが、正直、「でら」良かったです。

 

まず、こうゆう「大きな編成あるある」として、

プレイヤーのスケジュールが合わないのでリハができない。

プレイヤー個々の志向している演奏スタイルが違う。

渦巻く嫉妬、などダークサイド要因などなど。

演奏のクオリティは二の次で、ステージの乗るのが目的化している側面が無きにしも非ずです。

だから「お祭り」系のイベントでの編成が多いんじゃないですかね。

 

でもこの「デラ」はプレイヤー同士が仲良しで、互いをリスペクトしつつ、距離感上手に取れているメンバー達による、ガチ本番。

一曲目、トッカータとフーガの冒頭からアンコールのカンタベリーコラールまで、彼らひとりひとりの張り詰めた緊張感、最高のアウトプットをしよう、お客さんに楽しんで欲しいっていう思いがビンビン伝わってきました。

 

デラの発起人であり、僕を含めなんだか人を惹きつける代表の遠藤さん、サックスプレイヤーと言うより東海地区のトップミュージシャンとしての地位を築いた、コンサートマスターの堀江さんの存在が大きいと思います。

是非今後もこうゆうガチ本番を続け、いい意味での競争をしてレベルアップしていって欲しいです。僕も大いに刺激を受けました。

演奏もさることながら、堀江さんによるプログラムの曲目解説は必見。こちらも「でら」いいです。サックス演奏するのも文章書くのも、同じ表現活動だし、レッスンとかで言葉の使い方を知ってるからかな。彼の書くプログラムノートはいつも面白いです。

きっと言葉にせよ音楽にせよ、表現するってことを、いつもいつもいつもいつも考えているんだと思います。譜面を吹くっていうんじゃない、次のステージに昇った表現者、アーティストですね。尊敬。

 

ところで、昨夜のデラのリサイタルに、当日ギリギリに上がってきたチラシを挟み込ませてもらいました。

4月から名古屋伏見のヤマハで始まる、僕がずっとやりたかった、吹奏楽経験者(ブランク有大歓迎)へ向けたJAZZ講座のチラシです。

昨夜も高校までサックスを吹いていたけど、それ以降数年間、楽器から遠ざかってしまったという、まさに今回の講座受講のターゲットぴったりの女性とお話する機会がありました。

楽器もあるし、音楽好きだから吹きたい気持ちはあるんだけど、ブランクがあると一般バンドに新たに入っていくのにはちょっと勇気が要るとのことでした。

そもそもサックスを募集しているかどうかということもありますが、吹奏楽団となると、そこそこ大きな組織なので、新たに人間関係を構築したり、ゆるさ、練習の頻度や強度、コンクール出てどのくらいの成績を目指しているのかなど、バンドの方向性も様々なので、入ってみないと分からない部分があるんだろうと思います。よ~く分かります。

その点ジャズは人間関係も自由度が高く、ゆる~い感じがしますし、吹き方や考え方も違い、ブランクがあっても再出発へのハードルは低いと思うんですよね。

いろんな先入観があるかもしれませんが、今回はジャズ初心者向けのプログラムで、月1回ずつの120分レクチャーと、それを復習する個人レッスン30分のセットを3回(3ヵ月)行い、定番のブルースに挑戦します。アドリブというよりはリズムを自由に変えたり、フレーズの歌いまわしや音使いを少しだけ変えて自分なりに吹く「フェイク」に焦点をあてるつもりです。レクチャーでの疑問点を個人レッスンで解決できますし、楽器の吹き方を忘れている人にも個人レッスンでしっかりアドバイスできると思うので是非「安心してください!」

あ、トランペットやトロンボーンなど管楽器全般の方に受講していただけますので是非。

とはいえ、チラシや当ブログの言葉だけではなかなか伝えきれないので、ほんの少しですが、動画をご覧いただき、参考にしてもらえたらと思います。この動画は、昨夜のデラにもテナーで出演されていた、中山順次さんの主宰するサックス教室「ラポルテ」にて昨年2015年9月~12月に行ったJ講座の模様です。

 

動画で説明しているのはタンギングのイメージについてです。

クラシック:「Tu」「Ta」

ジャズ:「Du」「Da」

舌とリードの接地面積が違うよねって話です。

ホワイトボードにそう書くところから始まりますが動画では反射して文字が読めませんので悪しからず。音も大して良くないと思いますが、実物の僕はもう少しマシな音だと思うし、違いが明確に聞き分けられると思います。とりあえず講座の雰囲気、イメージを分かっていただけると。

因みに公開動画がほんの少しなのは、僕が全く動画編集に関してシロートで、半日かかってこれしか編集できなかったからです。もう誰か助けてください。

ま、おいおい慣れてくればもう少しマシな動画をアップできると思います。だぶん。今日はこれで勘弁してくださいすんません。


taとdaの説明