イドフリミエログ

場末のサックスプレイヤーから見える風景

ザ 尾州 ジャズ オーケストラ通信 第10回

2018年5月20日(日) ザ尾州ジャズオーケストラの初ライブでした。

 

毎日チケットの問い合わせがあり、早々に予定していたチケットは完売。

それでも止まらぬ問い合わせ。

追加席を並べられるだけ出すことしましたが、それでも当日券は無しという盛況ぶり。

 

マチュアビッグバンドの初ライブ、しかもフリードリンクとはいえ有料なのに。。

一体なぜこんなことになっているのか全くわかりませんでした。

 

今までお祭りやイベントで演奏させていただきましたけど、そこでの演奏が心揺さぶるようなものだったのでしょうか?いや、そんなはずはないよなぁ。

などど、首をひねりながらいざ開場。

 

お客様、本当にたくさん来てました。

 

PAだけでなく、照明も入れたことにより、会場の雰囲気がシックなムードを演出しています。

中外国島の伊藤社長に無理を言って録らせてもらった、ションヘル織機の「ガチャコン、ガチャコン」というSEからシームレスに1曲目、Just Friends。

一番安定感のある曲を選びました。

ラテンのリズムに乗って、トロンボーンパートが高らかにテーマを歌い上げてくれ、ソロもエンディングもバッチリ。

会場のお客様も良い雰囲気を作ってくださったこともあり、これなら今日はいけるぞ、と思いました。

 

さてこっからが問題です。

開演は16時で終演予定は18時。

用意している曲目の演奏時間を全て足しても1時間足らずしかありません。

MCで70分を繋ぐのが今回の私のミッションです。

 

MCでは与太ばかりではダメですし、アカデミックになりすぎてもいけませんよね。

そのバランスを取りつつ、伝えねばならぬこともあります。

 

今回でいうと、ザ尾州ジャズオーケストラが何者なのかということでしょうか。

マチュアで、ジャズ経験の無い者が多い中、1年かけてジャズに挑戦し、個々のレベルで全力を尽くし、今日という演奏会に臨んでいること。

 

そして、尾州という世界的毛織物産地の応援団であるということ。

我々が尾州産地を応援していくということは、尾州に住む人たちを応援することに繋がり、結果として、我々を応援していただくことに繋がって、それが一続きの円を描くようなイメージで活動しているんだということ。

 

加えて、ジャズという音楽は決して壁紙音楽ではなく、楽しめる音楽だということも。

 

そんなポイントを踏まえ台本書いたんですが、やっぱりそんなん覚えきらんし、MC中に見とれんしで結局、グダグダですわい。

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不肖平井のsamantha

予定のセットリストを順調に消化し、前半最後のStraight no chaserも止まりそうになりながらもなんとかなりました。

 

途中休憩では「どんだけ喋るんじゃい」と何人かに言われたので、やっぱそうだよね、と思いつつ、後半では団員に喋った方がいいかなと思って、マイクを渡しました。

 

後半は我が団の至宝、川松さんをフィーチャーした曲もあり、前半の曲よりは慣れた曲が多いのもあり、お客様にお酒が回って来たこともあり、熱狂とまでは行かないまでもかなり盛り上がる場面も多々ありました。

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尾州の至宝、川松久芳のトロンボーンは最高です。

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何かと尽力してくださるDr.ATUSHI Watanabe

最後のNight in Tunisiaを終え、団員全員で立ち上がった時の、皆のあの誇らしい表情は、一生忘れません。きっと死ぬ時思い出すな。

ライブ終わって週明けてここ3日、お花をいただいた尾西信用金庫さん、サロン ド ルトゥールさんを初め、ご来場くださったいろんな方にお礼に伺ったり、電話したりさせていただきました。

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立派なお花、ありがとうございます。みなさま預金は尾西信用金庫、美容院はサロンド ルトゥールへ!

どんなところに興味があったんだろうな、とか、オペレーションの不手際とかなかったかな、と思い色々と尋ねて見たのですが、まあみなさん優しいので、ネガティブな事は仰らない。本当のところを知りたいですね。

 

次もまた来ていただけるように、応援したいと思っていただけるように、運営面での改善はもちろんですが、団員個々の練習への意識、演者としての自覚、このバンド自体への当事者意識を高め、また次の定期LIVEへ向けて進んで行きたいな、と思います。

 

音楽的、技術的に拙い部分があったとしても、普段隣で働いている仲間が、全力で演奏する姿こそが、感動を呼び、勇気を与えられるということが、少しずつでも伝わっていったらいいなと思いました。

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ケータリングでお世話になった、ロッキンロビンの福田哲也様。

PA・照明でお世話になった、アートスペースプロジェクトの服部雅徒様、

本当にありがとうございました。

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美女たちのウェルカムコンサート