イドフリミエログ

場末のサックスプレイヤーから見える風景

アレクサンダー・テクニーク マスタークラスを受講してきた!

この時期の晴れの日って、最高に気持ちいいですよね。

日差しはちょっと強くて汗ばむけど、新緑の木陰が心地よくって。

 

ま、僕はイネ科や雑草系の花粉症持ちなので、言う程快適ではないのですが(苦笑)。

 

さて、そんな気持ちの良い好天に恵まれた昨日、6/3に行われた、

アレクサンダー・テクニーク マスタークラスを受講し、さらに気持ちよくなったので、そのご報告にお付き合いください。

 

え〜、あれは忘れもしない、いつだったか(忘れとるやないの!)。

一昨年だったっけな。もう一年前だっけか。

アレクサンダー・テクニークの先生でもあり、サックス仲間の渡邊愛子ちゃんがアレクサンダーを学び始め、色々と情報をくれるようになり、バジルさんのレッスンを初めて体験する機会を得ました。

 

その時は、頭の重さを感じることや、椅子への座り方、呼吸の仕方など、今まで意識せずにいたことを意識することで、より効果的な身体の使い方、考え方を学ぶことができました。

そして、ほんの少しの時間で、プロ奏者である受講生が、あまりの音色の変わりように涙したり、もう、その効果・効能は衝撃的でした。

 

僕個人としては、あらゆるリソースをフル活用して目的達成する、というような、今まで持っていなかった視点からのアドバイスをいただきました。

 

バジルさんのアドバイスは、原因と解決手段がはっきりしており理論的。

それ以来、印象とかイメージではなく、より具体的で理論的な考え方を意識できるようになったと思います(感謝)。

 

そんなバジルさんが再び名古屋にいらっしゃると聞き、馳せ参じた次第。

 

名古屋近郊の楽器吹きにも、ずいぶん浸透してきた感のあるアレクサンダー・テクニーク。

歌やピアノ、弦楽器、金管木管とあらゆる楽器のプレイヤー達がずらり。

キラーコンテンツ感ビシビシです。

 

更に皆さん、さらなるステップアップのきっかけを掴もうと意欲たっぷり。

「次レッスンしたい方は?」とバジルさんが尋ねると、

「ゼッタイ何か掴んで帰るのだ!」と、キラキラ、いや、ギラギラした受講生達の手が、ずばばばばっ!と挙がります。

 

そんでもって、音色やハイトーンへのアプローチ、バテ対策やパフォーマンス発揮の秘訣、などなどなど、次々と受講生たちに劇的変化が起こります。

 

受講生の変化もさる事ながら、特に僕が今回注目していたのは、バジルさんの受け答え。

前回も理論的で具体的なアドバイスに唸らされましたが、今回改めて、観察・洞察力、そして話の持って行き方に舌を巻きました。 

いや、そういうトレーニングを積んでこられたんでしょうけど、凄いな、と。

 

バジルさんのレッスンって、アレクサンダーのメソッドを元に構成されている部分が多いのでしょうけど、それ以外にも、様々な知識に基づくアイデアや方法論を応用・駆使した引き出しの多さと、ユーモア溢れる魅力的な人間性が、こんなに多くの音楽愛好家に支持されている理由じゃないかな。

あ、僕は実際のところアレクサンダー・テクニークが何事なのかか、よく理解できていませんので、バジルさんのブログを参照してくださいね。

バジル・クリッツァーのブログ | ホルン奏者・BodyChance所属

 

そんな観察や洞察、話の展開などは、是非とも自分のレッスンや講座に役立てたいポイント。

論理的に整理して、今起きていることについて考えることの重要性も、つい忘れがち。

思い込みや先入観が入り込んでしまいますよね。

気をつけねば。注意注意。

 

そして講座後、食事の席にまで厚かましくお邪魔し、お話させていただきました。

今回はアレクサンダーとは、という概論について語るより、受講者個々の問題解決の方に重きを置きたかった(言い回しはもっと違いましたので一部誤解あるかも)とのこと。

そういえば、講座の中ではアレクサンダー・テクニークという言葉、使ってなかったんじゃないかな?

 

また、すべての音楽に携わる人が幸せに、楽しくなるための手助けができたら、というようなことを仰っていたのが印象的でした(こちらも言い回し違います)。

 

そんなバジルさんや、渡邊愛子ちゃんのようには行きませんが、

僕もジャズ的視点から音楽と接する体験を提案することで、いろんな皆さんと新たな喜びや気づきを共有できたらなぁ、との思いを更に強くしました。

なんか僕の髪、サザエさんみたいになってますね。横分けを手ぐしでしたせい(笑)。

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いやぁ、なんて今宵は有意義なんだろう!

と、気持ちよくワインを飲みすぎ、案の定二日酔いです(苦笑)。

 

ではでは。

平井尚之