ナゴヤサックスフェスタ2017に出演してきた件
ブログ更新をすっかりサボってしまいました。
通常業務に加え、長男がこの春から小学生に、次男が年少になった影響で、3月末から4月始めは家庭内イベントが目白押し。
さらに春休みだったので子守もしなきゃいけない。
加えて、「算数セット」などへの米粒写経かと思うような過酷な名前書き。
あとは、えっと、それからそれから。。
ま、色々と言い訳はあるんですけど、要するに「やる気」と「行動力」の欠如です(苦笑)。
さて、ナゴヤサックスフェスタ。
毎年盛況でございます。
このイベント、まあ本当に昼イチから宵の口まで、あの手この手でサックス漬けにしてくれます。
さっき数えて見たんですけど、アートピアホールのメインステージだけでも、4部構成、17団体、延べ327人(!)が出演するという有様。
さらに別の5会場でも15の催物が行われます。
そんで僕の役目は、メインステージでの「オープニングアンサンブル」と「すぐに使えるJAZZ講座」ってのを担当させてもらっています。
あ、あとカメラマンですね。これ重要。
会場がいくつもあるから、網羅できないのが申し訳ないんですけどね。
それにしても役目があるってのはありがたいことです。
よければ来年もお申し付けください。
<JAZZ講座の模様>
さて、ハイライトは、スペシャルゲストによるステージと、100人のサックス愛好家による圧巻のサックスオーケストラ。
<100オケでソプラノソロをとる、我がThe BISHU Jazz Orchestraバリトン奏者w>
今年のスペシャルゲストはアメリカからオーティス・マーフィー氏を招聘。
マーフィー氏、そりゃまあ素晴らしい!
演奏はもちろん、人柄もステキ。
子どもの写真を見せ合いっこしたのはいい思い出になりそうです。
<打ち上げで乾杯の音頭をとるマーフィー氏>
このような素晴らしいゲストの演奏を目の当たりにできることは、本当に得難い経験ですよね。
さらに近年は、東京や大阪などからも素晴らしいミュージシャンが賛助出演してくださるようになりました。
彼らと前日のリハから時間を共にすることで、情報交換できたり、刺激を与えてもらったりできるようになりました。
確実にこの地域のレベルアップに貢献している素晴らしいビッグイベントだと思います。
<「ぱりんこ」を頬張る賛助出演の我が師匠大和田氏と、後輩の尾家パイセン>
サックスなどの吹奏楽系の楽器は、リスナーとプレイヤーが同じであることが多いですよね。
ナゴヤサックスフェスタは100オケを始め、課題曲講習会など、プレイヤーにも楽しめる企画が多いことが、これだけ毎年支持されている理由の一端ではないかと思います。
あとこっから反省も少しだけ。
東京だと地方各地から人が集まってきて卒業後の動きは流動的な部分もありますよね。
一方、名古屋の場合、名古屋を目指して人が集まってきて、彼らが流動的に入れ替わるってことが少ないと思うわけです。
当然一般のサックス愛好家や学生、プロについても同じようなことが言えますよね。
人の動きが流動的で新陳代謝の激しい東京に対して、名古屋(きっと東京以外の都市全て)は人の動きは停滞しがちな訳です。
何が言いたいかというと、そういう土地柄なので、ナゴヤサックスフェスタに来てくれるお客様の多くはリピーターってこと。
本当はデータがあるといいんだけど、無いので想像で申し訳ありません(実行委員は持っているかな?)。
ここに来てくれる人が名古屋サックス界の構成員で、彼らに満足してもらうことが、いずれ我々の演奏を聴きに来てくれたり、生徒になってくれたりっていう動きに通じていくはずです。
つまり、いつも来てくださる方々と一緒に作っていくイベントだよねってことです。
そこのところを今一度しっかり確認し、来年以降、さらに良いイベントにしていかなければなりません。
そのためには誰をゲストに呼ぶとか、ということに加え、運営面をもっと整備しなくてはいけませんね。
組織というほど統制の取れたものではありませんけど、実行委員は全て在名プレイヤーで組織されています。
彼らは局面局面では全力で取り組んでいるんでしょうけど、事前の段取りを把握して現場をしっかり指揮できていない場面が散見されました。
来場される方々もスポンサーの方々も、プレイヤーが運営していることを知っていますから、多少の不便は我慢して温かく見守ってくださっているんですけど、改善していかないと早晩、このイベントの評判が下がって来てしまうこのになり兼ねません。
加えて、普段の活動から、名古屋のサックス愛好者の皆さんとの連携を考えていくことが大切かな、と改めて思います。
このフェスタが単発になっては勿体無いですよね。
僕自身は今はもう運営スタッフではありませんが、このイベントは大切な存在です。
直接運営に関わらなくとも、側面支援的な活動で、名古屋サックス界を活性化させ、一人でも多くの人にサックスの魅力に気づいてもらい、手に取ってもらい、続けてもらうような活動ができたらなあと思います。
そうじゃ無いと僕みたいなプレイヤーは生活していけませんからね。